歯の治療

ここ数年はフロスをしたり,定期的に歯医者さんで検診をしたりするので新しい虫歯になることはないのですが,昔治療した歯がよく欠けます.先日もなにやら歯がざらつくと思っていたら,インプラントしている歯が欠けてしまいました. 本日歯医者さんに行きましたが,一度インプラントの歯を取り出して,作り直すことになってしまいました,どうしても治療した歯は神経が通ってなくて,もろくなりやすいみたいですね.やはり虫歯にはならないように小さい頃から気を付けてあげないといけないですね.

最近のインプラントする歯はレジンを削り出しで加工するのが一般的になりつつあります.レジンとは特殊な樹脂のことです.弊社のソフトウェアも型どった歯の3Dモデルがあれば,即座に加工するためのNCプログラムを自動で生成することが可能となっています.

キタムラ機械立形マシニングセンタでの加工事例

オリジナルマインドのQt100での加工事例

弊社が目標としているのは,歯医者さんに1台削り出しのNC工作機械があって,その場で治療に使用するインプラントを削り出すようなことができればいいなと思っています.弊社のソフトウェアを使えば,ボタン1つで加工を開始するような環境を構築するのは難しいことではないです.

ただ,今日治療されていて思いましたが,そもそも歯形をとるのに寒天のようなものを歯に押し当てていますよね,つまり,まだまだ3Dモデルを作る段階がアナログなので,そこを何か変えていかないとその場で加工することは現実的ではないですね.機械に材料をセットして,ボタンを押すだけであれば,歯医者さんが片手間でできなくもないかもしれませんが,歯型の3Dモデルを作成するのは相当ハードルが高いと思います.例えば,口の中を3次元スキャンできるようなスキャナなんてものは作れないのだろうか.歯形をとる時点からデジタル化です.それがあれば,インプラントの歯ができるまで1週間も待たずして,30分程度待てば治療がすべて完了するようなことが町の歯医者さんでできればいいと思いながら,来週もまた歯医者さんに行きます.