大学教員が起業する方法②(法人登記まで)

前回の記事では大学教員が起業をするまでに,大学に兼業許可を得るまでを説明しました.

大学からの兼業許可が出れば,あとは一般的に起業に必要な作業を漏れなくしていくだけかと思います.

私があれこれ説明するより,先人たちがすでにいろんなノウハウをまとめてくださっているので,インターネットや書店で起業の方法について書かれたものを1つ読んで,その通りに必要な書類を準備して,必要な手続きをしていただければと思います.

私の場合は,書店で一冊本を買いました.必要な箇所に付箋を貼って,ひとつずつ準備していきました.

真っ先にすべきことは,登記する会社名を決めることですね.なぜなら,登記するためには,定款という会社の決まりを記載した書類を提出しないといけませんが,そこに会社名と社印が必要になります.事前に社印を作っておかなければいけませんので,会社名を決めないことには,作業にとりかかれません.

会社名って,正直難しいです.

私も悩みました.なやみましたが,悩みすぎても仕方ないと思います.

会社名は登記後でも変更はできますし(手続きに費用は発生しますが),そもそも会社名は付けた時点ではいまいちだと思っても,会社の成長とともに愛着ができてくるものだと思いますので.

えいや!と決めてください.

社印は代表取締役印,銀行印,角印の3セットでオンラインで1万円もあれば作れました.安ければ5千円なんてのもありました.

定款をはじめ,その他の必要な書類は,ノウハウ本に書かれているのをひな型にして作成すれば問題ないかと思います.

法務局に法人登記手続きをする前に,公証人役場というところで定款に問題ないことの承認を受ける必要があります.私は隙間時間に飛び込みで行きましたが,事前にFAXやメールで定款の内容に問題ないことを確認してもらっている方がいいです.私の場合,飛び込みでいったので,訂正が必要な箇所があり,二度行くことになりましたので.トホホ.

最後に法務局に必要な書類を提出しますが,提出する管轄のHPから必ず必要な書類を確認したほうがいいです. 本に書いてあった通りに準備して,法務局に提出したのですが,後日書類の不足が指摘されて,再度法務局に書類を再提出しに行くことになりました.トホホ.

公証人役場も法務局も2度足を運ばないといけなくなり,心が折れそうになりましたが,何とか法人登記ができました.

次回は,登記が完了してからについて共有します.(といっても,ノウハウ本で書かれている内容かもしれませんが.)

乞うご期待.